スコット・マクガフってどんな選手?球速や球種などの特徴について

東京ヤクルトスワローズが2019年度の新外国人投手としてスコット・マクガフ選手を獲得したことを発表しました。
スコット・マクガフ、ん❓スコット・マシソン(読売)に似てる名前だな。活躍フラグやんけ😄
ヤクルト、新助っ投150キロ右腕マクガフ獲得へ!50周年Vへ最後のピース(サンケイスポーツ) – Yahoo!ニュース https://t.co/9ZzwSUxjXp @YahooNewsTopics
— 哲也(TETSUYA) (@tswallowm2) 2018年12月20日
ヤクルトは秋吉選手がトレードで日本ハムへ移籍したため、中継ぎ陣の補強の為に獲得したようですね。
今季は左の中尾選手、右の近藤選手、抑えの石山選手で勝利の方程式を確立させましたが、
近藤選手ももう30代後半にさしかかっていて今季かなりの試合数に登板したので、
来季もセットアッパーとして活躍できるかどうかわからないので今回補強に至ったんだと思います。
ここではマクガフ選手がどんな選手なのか、球速や球種などの選手の特徴について調べましたのでご紹介します。
もくじ(みたい項目にジャンプします。)
スコット・マクガフのちょっとしたプロフィール
出典:MLB
出身地 | アメリカ |
生年月日 | 1989年10月31日 |
身長 / 体重 | 180cm / 86kg |
投球打席 | 右投げ右打ち |
ポジション | 投手 |
経歴 | マーリンズ→ロッキーズ(傘下)→ヤクルト |
2011年6月のアマチュアドラフト5巡目で指名されてドジャースに入団しています。
暫くはAAAやAAといったマイナーリーグでプレーを続け、始めてメジャーに昇格したのは2015年でした。
この年はマーリンズでメジャー6試合に登板(全て中継ぎ)して、0勝0敗・6.2イニングを投げて4奪三振・防御率9.45でした。
その後の2016年から2018年までの間にメジャー登板はなく、またマイナーでのプレーが続いていました。
マイナー通算成績
試合 | 勝 | 敗 | ホールド | セーブ | イニング | 奪三振 | 防御率 |
267 | 24 | 29 | 25 | 32 | 397 | 370 | 3.85 |
メジャーでは2015年のみの出場ですがマイナーではそこそこのキャリアがあり、そこそこの成績を残していますね。
ちなみにマイナーでは267試合に登板していますが、そのうち先発したのが5試合でした。
スコット・マクガフの球速や球種などの特徴について
まずはマクガフ選手のピッチング動画をご覧ください。
ヤクルトがCOLのスコット•マクガフ(29)を獲得へ。平均151.0㌔のナチュラルにシュートするFAと、カッターのように小さく曲がる135㌔前後のSLを軸に、CHをミックスするグラウンドボーラー。 18年PCLでは、5.55ERA 1.64HR/9とAAAでも満足のいく成績は残せていないが、17年から奪三振力が開花し始めた。 pic.twitter.com/BQB1hGHA3y
— NPB外国人選手好きのtweet (@CPMMAF) 2018年12月20日
球速
ストレートは平均球速が150km前後でナチュラルにシュートするストレートを投げる様です。
外国人投手に多い変化するストレートですね。日本人の様に綺麗なストレートではないという事です。
YouTubeの動画はまさにナチュラルにシュートするストレートを投げていますので是非ご覧下さい!
ストレートの最速は現在調査中ですのでしばらくお待ちください。
球種(追記あり)
次に変化球についてですが、主にスライダー・チェンジアップ(カットボール・フォーク)を投げるみたいですね。
この変化球に関してはあまり情報がなく、ツイッターのツイート主様の情報のままなのですが、
これに関しては今後のキャンプや練習試合・オープン戦でどんな変化球を投げるのか確認してから追記しようと思います。
現時点でわかっているのはカットボールの様に小さく曲がるスライダーとチェンジアップを投げるという事ですね。
↓↓↓ 〜追記分〜 ↓↓↓
基本的にはストレートを中心に投球し、カットボールを織り交ぜての投球スタイルが特徴ですよね。
ですがこのカットボールの被打率が高くなっており、7月21日時点で.292となっています。
球種は多く持ち合わせていないのでこのカットボールの被打率を下げていく事が今後も重要になっていきそうですね`‐ω‐´)
コントロール
コントロールに関してですが、マイナーでの数字を見ている限りではそこまで悪くない感じがします。
今年のマイナーでは43試合に登板・71.1イニングを投げてフォアボールが22個。
BB/9が2.78という数字でした。
さらにマイナー通算でのBB/9も3.20と悪くありません。
この様に数字上だとコントロールは悪くないのかなーという印象ですが、これが日本に来て選球眼の良い日本の野手に際どいボールを見られて結果的にフォアボールが増える可能性も考えられます。
これに関してはマクガフ選手が日本のストライクゾーンなどに対応できるかにかかっていますので、
これから見ものですね。
まとめると数字上で見るとコントロールは悪くないでしょう。
しかし日本に来てフォアボールが増える可能性はある。といった感じですね。
スコット・マクガフの特徴について
そしてマクガフ選手にはある特徴がありまして、それが三振を奪う能力が高いという事です。
このサイトでは他の新外国人投手も書いていてそこでも紹介しているのですが、マクガフ投手もここ最近で三振を奪う能力が付いてきています。
マイナーでの成績になりますが、2017年は40試合に登板して55.2イニングを投げて奪った三振が61個。
2018年も43試合に登板して71.1イニングを投げて奪った三振が81個。
2年連続でイニング数を上回る三振の数を奪っています。
そしてマイナー通算で見ても397イニングで370個の三振。K/9が8.39という数字です。
なので日本でも三振を多く奪えるかもしれませんね。
ヤクルトでも中継ぎとして起用されるでしょうからマイナーで培った奪三振能力の高さを披露出来ればいいですねヽ(`・ω・´)ノ
スコット・マクガフ2019年度の成績について
マクガフ選手は今シーズン、中継ぎ投手として65試合に登板し好成績を残しています。
試合 | 勝 | 敗 | イニング | 奪三振 | 四球 | 防御率 |
65 | 6 | 3 | 68.2 | 64 | 22 | 3.15 |
交流戦終了後には抑えとして一番後ろを任されることもありましたね。
筆者はこの記事を書いたときにコントロールに苦しむかもしれないと言っていたのですが、
結果的には四球率が2.89と安定した数字を残しました。
13-4 .308 0本 |
8-3 .375 0本 |
17-4 .235 0本 |
30-5 .167 0本 |
26-8 .308 0本 |
27-6 .222 1本 |
30-10 .333 0本 |
30-9 .300 0本 |
18-9 .500 0本 |
参照:https://baseballdata.jp/playerP/1800142_course.html
こちらは簡易で作成したマクガフ選手の今シーズンのコース別被打率成績になります。
今シーズンは被打率が高めだった為(.272)にコース別に見ても被打率が高くなっているのですが、唯一打たれなかったコースが右バッターから見て真ん中アウトコース、左バッターから見て真ん中インコースです。
特にここのコースは左バッターに対して有効だった様で、13打数1安打と被打率.077の好成績でした。
今シーズンは中継ぎとして1年間フルで稼働した実績を評価され、来年の契約も勝ち取っています。
本人のコメント入りの速報です。#ヤクルト #swallows
ヤクルトがマクガフとスアレス残留発表 1年契約 https://t.co/TPLhOr7OFF
— 保坂恭子 日刊スポーツ (@HOSAKA__nikkan) October 28, 2019
来シーズンもまた中継ぎなのか、あるいは先発に回るのか球団の考えはまだ分かりませんが、来季も頑張って頂きたいですねヽ(`・ω・´)ノ
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は東京ヤクルトスワローズの新外国人投手・スコット・マクガフ選手について取り上げました。
まとめますと・・・
- ストレートの平均球速が150km前後の中継ぎ投手。
- 変化球は横に小さく曲がるスライダーとチェンジアップ。
- コントロールは悪くない。
- 三振を奪う能力が高い。
という事でした!