ライアン・クックってどんな選手?球速や球種などの特徴について

巨人が獲得調査をしている新外国人投手、ライアン・クック選手について取り上げます。
ここではクック選手がどんな選手なのか、
球速や球種などの選手の特徴について調べましたのでご紹介します。
もくじ(みたい項目にジャンプします。)
ライアン・クックのちょっとしたプロフィール
出身地 | アメリカ |
生年月日 | 1987年6月30日 |
身長 / 体重 | 188cm / 97kg |
投球打席 | 右投げ右打ち |
ポジション | 投手 |
経歴 | ダイヤモンドバックス→アスレチックス→レッドソックス→マリナーズ |
2008年のMLBドラフト27巡目(全体828位)でアリゾナ・ダイヤモンドバックスから指名されてプロ入りしています。
ドラフト時は期待値はそれほど高くなかったんですね。
メジャー初昇格は2011年の7月20日のブルワーズ戦でした。
同じ年のオフにトレードでアスレチックスに移籍します。
良く年2012年と2013年シーズンはクック選手のとってはキャリア最多となる71試合に登板しています。
この2年間はアスレチックスのセットアッパーとして最高のシーズンを過ごしていました。
2012年:71試合登板・6勝2敗14セーブ21ホールド・防御率2.09
2013年:71試合登板・6勝4敗2セーブ23ホールド・防御率2.54
しかし2015年のシーズン途中でトレードでレッドソックスに移籍します。
レッドソックスでは5試合に登板して防御率が27.00でした。
2016年以降は怪我にも苦しめられてメジャーでの登板はありませんでした。
この年にトミージョン手術を受けています。
今年は怪我から復帰してメジャーで19試合に登板、2勝1敗、防御率5.29でした。
・メジャー通算成績
試合:236
勝ち:15
負け:13
セーブ:17
ホールド:58
奪三振:233
防御率:3.58
メジャーでの実績は十分に持ち合わせているピッチャーですね。
巨人はマシソン選手が年齢的にもセットアッパーはきついと判断しての中継ぎの補強として調査しているんでしょうね。
確かに補強ポイントとしては合っていると思いますが、若手に任せてもいい様な気はしますけどね(´-ω-`)
今年の巨人の補強は一段とすごいですよね。
原監督が復帰してから補強がとてつもないことになっています。
もしこのクック選手を獲得するとしてもかなりのお金をつぎ込むでしょうからね。
ライアン・クックの球速や球種などの特徴について
まずはクック選手のピッチング動画をご覧ください。
ライアン•クック(31)は、MLBで12-14年に196試合に登板し2.60ERA 51HLD 17SVをおさめた実力派リリーフ。空振りが奪える平均153.4㌔のナチュラルに沈み込むFA&FTと鋭く曲がり落ちるSLを軸にCHも投じ、高K/9をマークする。16-17年は故障からほぼ全休。今季復帰しPCLでは32試合で2.01ERA 10.1K/9と好投。 pic.twitter.com/K1cYTAyF6N
— NPB外国人選手好きのtweet (@CPMMAF) 2018年8月26日
球速
まず球速ですがストレートのマックスは全盛期の頃で155km。
しかしトミージョン手術を受けているので以前の様な球速からは若干落ちています。
それでも怪我からメジャー復帰した今シーズンはストレートが最速153kmを計測していますから、
ストレートに関しては日本でも十分に通用しそうですよねヽ(`・ω・´)ノ
変化球
そして変化球ですが、ツーシーム・スライダー・チェンジアップを投げるみたいですね。
といってもチェンジアップはほとんど投げておらず、ごくたまに投げる程度ですね。
セットアッパーを務めていた2012年・2013年は
約70%がストレートで、スライダーが28%、チェンジアップが2%でした。
この比率は怪我から復帰した2018年シーズンも変わりありません。
奪三振能力の高さ
さらにクック選手は三振を多く奪える能力があります。
メジャー通算で224イニングを投げていますが、奪った三振が233個!
イニング数を上回る三振を奪っています。
三振を奪う能力が高いのは良いですよねー!
150km以上のストレートにキレの良いスライダーですから打者は翻弄されますよね`‐ω‐´)
コントロール
コントロールに関してですが、そんなめちゃくちゃ悪いわけではない様です。
BB/9の数字を見ている限りでは悪い数字ではありません。
(メジャー通算224イニングで96個・BB/9 3.86)
中継ぎ投手の場合のBB/9ってどう言う風に見たらいいんでしょうか?
クック選手のこの数字って言うのは良いのか悪いのか正直分からないんですよね←
普通と評して良いのでしょうか?
とりあえず!コントロールに関しては決してめちゃくちゃ悪いわけではないです!
ライアン・クックの注意点(追記あり)
先ほども書いた通りクック選手はトミージョン手術を受けて今年が復帰して1年目のシーズンでした。
なので日本に来たとしても、まともに投げれるかどうかが重要点となってきます。
現エンジェルスの大谷翔平選手も今年のオフにトミージョン手術を受けて、来シーズンは投手として起用されることはありません。
それほどトミージョン手術と言うのは投手にとっては重要なもので、手術を受けてそのままリハビリがうまくいかずに消えていった選手もたくさんいます。
クック選手は今年19試合に登板してある程度投げれたとは思いますが、
これから先がどうなるかわかりません。
年齢も今年31歳と、決して若い年齢ではないので心配といえば心配ですよね(´-ω-`)
セットアッパー務めていた頃のピッチングが巨人で出来るかどうか、
まだ入団が確定したわけではありませんが、注目ですね。
・追記
今は巨人で守護神を任されているクック選手。
ここまで4セーブをマークしていますが、ずっと課題としているのがクイックの遅さですね。
比較的足の速いランナーを出してしまうとすぐさま盗塁を決められて、
そこから自分のピッチングが上手く行かないケースが多く見受けられます。
4月17日のvs広島戦では3失点を喫しセーブ失敗してしまいました。
この試合に限っては捕手との連携もあまり取れていなかったみたいですから、今後の修正に期待したいですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はライアン・クック選手について取り上げました。
まとめますと・・・
- マックス153kmのストレートを投げる中継ぎ投手
- 2012年、2013年は2年連続で70試合以上登板した実績あり
- 奪三振能力が高い
- コントロールは決して悪くはない
- トミージョン手術明けでまともに投げれるかどうか
と言うことでした。