私ペットショップで働いて勉強になったなーと思った事5つ
ペットショップで働いた事は私にとって大変貴重な経験でした。
ペットショップで働いていらっしゃる店員さんの多くは動物の専門学校に通っていた方たちだったり、前職で介護系の仕事をしていた人たちだったりと何かと関連がある経歴や学歴を持っていたりします。
私はそれまで携帯の販売員や事務職での仕事をやっていたので、全くの初心者でペットショップの仕事をしていました。
ここでは私がペットショップで仕事をしてみて、「あっこれってそういう事だったのかー勉強になったなー」と感じた事5つをご紹介したいと思います。
あっ!ちなみに私はペットショップで働いていたといっても、子犬と子猫の生体販売のみ担当だったので、子犬と子猫の事に関する紹介になります。
その①、売れなくなった子は別店舗に移動かブリーダーさんのところへ帰る。
私があまりにも無知すぎたのかもしれませんが、ペットショップで働く前までは、売れ残ったペットは保健所行きになるとずっと思ってました。
しかし最近では動物愛護法が厳しくなった為に、保健所には行かずに他の売れる店舗に移動するか、ブリーダーさんのところに戻るのが普通のようです。
他の売れる店舗に移って、そこで新しいおウチが決まればそれはそれで良い事ですし、最悪おウチが決まらなかった子もブリーダーさんのところに帰るのであればそれもそれで安心しますよね。
その②、所有者の飼育放棄で重い罪が科せられる。
先ほど動物愛護法が厳しくなったってお話をしましたが、飼い主の飼育放棄は完全な違法行為になります。
懲役2年以下または200万円以下の罰金が科せられます。
ひと昔前であれば飼っていた犬猫を簡単に逃がしたり、山に放棄したりする事もよくあったかと思いますが、今とでは時代が全然違いますね。
それに罰もかなり重いです。
私が働いていた頃もこの飼育放棄についてはお客さんの前で事前説明をしていました。
これらは実際に犬猫を飼ってみたり、働いてみたりしないと分からない事ですよね。
と言っても今はスマホですぐに調べられる時代ですけどね。
その③、夏場でも犬用の洋服が普通に売られているワケ
これに関しては一緒に働いていた先輩に教えてもらったのですが、ペットショップでは夏の暑い日でも関係なく犬用の洋服を販売しています。
「これ売れないでしょ・・・暑くてワンちゃんがかわいそうじゃない??」
て思ってました。
この事について先輩にきいてみたところこんな答えが返ってきました。
「夏の太陽の強い日差しがアスファルトから照り返してきて足の短い犬に影響が出るから夏でも服を着させるんやで。」
正直目からウロコでした笑
そうゆうことだったのか!!
短足の子に限らずワンちゃんあれば皆んなに服を着せてあげて太陽からの日差しの影響を軽減させてあげながら散歩しましょうって事ですね。
人間みたいな背の高い生き物はアスファルトからの照り返しの影響なんて受けませんもんね。
(唯一受けるとしたら赤ちゃんとか小さい子供とかですね。)
その④犬猫限らずオスメスで販売価格に差が出るワケ
これもあまり知らなかったのですが、わんちゃんねこちゃんは同じ種類でもオスメスで販売価格が違います。
だいたい女の子の方が値段が高い事が多いです。
これはなぜかというと、女の子の方が基本特性として大人しい子が多く、それでいて自立心旺盛な傾向があります。
勉強熱心な為、しつけが比較的しやすいです。
またおトイレをする時に女の子の場合は座っておトイレをしますが、男の子の場合は足を上げておトイレをします。
わんちゃん自身においても小さなトイレトレーの中におしっこをするのは難しいみたいで、女の子と比べておトイレが上手くなるのに時間がかかります。
これらの理由から女の子の方が高めに値段設定がされているのです。
その⑤、柴犬の場合は男の子の方が値段が高いワケ
逆に柴犬の場合は男の子の方が値段が高い事が多いです。
これはなぜかというと、柴犬の基本特性にあります。
男の子の柴犬は昔から番犬の役割を果たす生き物です。
男の子の方がその本能が多く残っている為、今でも闘争心もあって非常に頼もしい存在となります。
逆に女の子の柴犬の場合はその本能が男の子と比べて少なく大人しいため、番犬としてはあまり向いていません。
その為に男の子の方が値段が高く、女の子の方が安いという事なのです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
個人的にもいろいろな事が知れたので本当に有意義でした。
残念ながら今はもうペットショップの店員ではありませんが。
ご紹介した5つの事は個人的にもタメになったなーと思いましたので記事にてご紹介させていただきました。
とくに愛護法のところはこれからワンちゃん猫ちゃんを飼おうと考えている方には必要な情報であると思いますのでね。
飼育放棄は絶対しないようにしましょうね。