みなし残業って何だっけ?以外と知らなかったこの言葉の意味
日本の企業の9割以上は残業する習慣があります。
あなたが働いている会社もそうではないでしょうか?
さらに会社説明会などで「ウチの会社はもともと”みなし残業”があります。」と説明を受けてその会社で働いている方もいらっしゃるかと思います。
この”みなし残業”の意味をご存知でしょうか?
今就職活動中の皆さんもこの”みなし残業”についてはしっかり考えて会社選びをする事をオススメします。
今回は”みなし残業”について考えてみましょう。
そもそもみなし残業って何なの?
みなし残業とは、基本給にあらかじめ指定しておいた時間分の残業代を含める事です。
例えばある会社は、みなし残業が月に30時間ありますと説明された場合、
その会社の基本給○○万円。←この中に30時間分の残業代が含まれているという事です。
そして、だいたいここの基本給は残業代を含めても18〜22万くらいかと思います。
後はこの基本給に、営業であれば成果を出した分だけ手当が貰えたりします。
みなし残業とは残業代が出ないというわけではない
基本給に予め残業代が含まれているという事ですから残業代が出ないというワケではないんですねー。
私も新卒入社した会社がみなし残業が月40時間ありました。
私は当時、みなし残業の意味が分かっておらず、何も考えずに入社してしまいました。
今になって凄く後悔しています笑
基本給20〜22万円って結構良いじゃんと思っても・・・
みなし残業を含めての基本給が月20〜22万円と言われたら一瞬、「お!ちょっと良いんじゃない?」と思いませんか?
これにあと交通費と営業なら営業利益分と・・・となりますが、でもここから税金だったり保険料だったりと色々引かれますよね?
そうすると月23万円の給料でも手取りで考えたら18万ほどしか残らないわけです。
手取り額18万円で毎月30時間の残業をするわけです。
一ヶ月にだいたい21〜22日は出勤しますので、平均して1日1時間以上の残業をするという事になります。
そう考えるとどうでしょう・・・
なんか微妙ですよね(´-ω-`)
みなし残業時間を超えてからの残業代は当然出る
もちろんではありますが、みなし残業時間を超過する程の残業をした場合は、超過した分の残業代が出ます。
例えば、みなし残業30時間で今月は35時間残業した場合は5時間分の残業代が支払われます。
でも、35時間も残業なんてしたくないですよね・・・出来ればその様な事態には巻き込まれたくないですね。
みなし残業の意味を知ることで分かってくる事
現在就職活動中の皆さん。
みなし残業の意味を理解していれば、会社説明会などで気づく事があります。
それは、
みなし残業がある会社は、仕事量が現在のその会社の雇用人数に対して吊り合ってないという事です。
仕事量の方が多いという事です。
1日8時間労働のペースでは到底間に合わないからみなし残業が設定されるわけですからね。
これをよく理解しておきましょう。
そうするとこれからの就職活動に何かしら変化が現れると思います。
なるべくみなし残業がない会社に就職したいですよね。
なぜなら、それだけ仕事量も多くはなく、残業が発生したとしても月に2〜3時間程だろうと大まかな予測が立ちますし、発生した残業にはきちんと残業代が支払われますからね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
現在では、みなし残業を採用している会社はたくさんあります。
特に有名な会社だったり大企業だったりする所ほどみなし残業があります。
有名は企業=ホワイト企業と思いがちですが、必ずしもそうでは無いという事ですね。
残業なんて皆んな好き好んでやってるわけではありません。
残業している時の皆さんの顔は疲れ切っているのです。
残業なんて・・・無い方がいいに決まってますからね。
今就職活動中の皆さんは残業に巻き込まれない様なホワイトな会社に就職できる事を祈ってます。
ちなみに私が新卒入社した会社で、みなし残業が40時間あると書きましたが、そういえば毎日2時間くらい残業してたなーと思い出しましたw
毎日残業2時間って・・・よく発狂しなかったなー・・・笑