マット・クック(ヤクルト)の球速や球種の特徴は?メジャー過去成績も調査

東京ヤクルトスワローズが2020年度の新外国人選手として、マット・クック選手を獲得した事が明らかになりました。
【ヤクルト】メジャー6勝右腕のクックと契約合意 ブキャナンは退団 : スポーツ報知 https://t.co/0VJcgufEwo
13日、来季の新外国人としてDバックス傘下3Aリノのマット・クック投手(29)=190センチ、97キロ、右投左打=と口頭で1年契約に合意したことを明かした。背番号は33を予定。— たいよう (@Taiyosun16) December 13, 2019
背番号 | 「33」(予定) |
契約年数 | 1年契約 |
年俸 | ーーー |
ヤクルトの新外国人選手もこれで3人目となりましたね!
他の2名、野手のアルシデス・エスコバー選手、投手のガブリエル・イノーア選手についてもご紹介していますので宜しければそちらもお願い致します。
関連記事:アルシデス・エスコバー(ヤクルト)の打撃や守備・メジャー成績を調査
関連記事:ガブリエル・イノーア(ヤクルト)の球速や球種は?メジャー過去成績も調査
そこでここではまずにクック選手の
- プロフィール
- 球速や球種などの特徴
- メジャーやマイナーでの過去成績について
- 個人的に気になる点について
こちらについてご紹介していきます。
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マット・クックのちょっとしたプロフィール
出身地 | アメリカ |
生年月日 | 1990年11月2日(29歳) |
身長 / 体重 | 190cm / 97kg |
ポジション | 投手 |
投球打席 | 右投げ左打ち |
経歴 | メッツ傘下→Dバックス傘下 |
2012年のドラフトでメッツと契約。
その後暫くマイナー生活が続き、初めてメジャー昇格したのが2016年でした。
9月9日にメジャー登板を果たし、中継ぎとして1イニングを投げて無安打2四球無失点と言う結果でした。
その後、基本的にはマイナーでプレーしながら合間合間でメジャー昇格し、
試合数は少ないながらも2016年から4年連続でメジャーでの登板があります。
今シーズンも中継ぎとして9試合に登板しています。
2019年メジャー成績
登板 | 勝 | 負 | イニング | 奪三振 | 四球 | 防御率 |
9 | 0 | 0 | 20.2 | 9 | 4 | 9.15 |
2019年マイナー成績
登板 | 勝 | 負 | イニング | 奪三振 | 四球 | 防御率 |
21 | 5 | 10 | 100 | 81 | 30 | 7.38 |
※この内17試合に先発登板
メジャー通算成績(2016年〜)
登板 | 勝 | 負 | イニング | 奪三振 | 四球 | 防御率 |
36 | 6 | 6 | 125.1 | 69 | 31 | 4.88 |
※この内16試合に先発登板
マイナー通算成績(2012年〜)
登板 | 勝 | 負 | イニング | 奪三振 | 四球 | 防御率 |
154 | 37 | 40 | 653.1 | 431 | 139 | 5.14 |
※この内109試合で先発登板
マット・クックの球速や球種の特徴について
クック選手の球速や球種・コントロールなどの特徴についてご紹介します。
スワローズが新たに獲得したマット•クック投手の映像です。#swallows
— 背筋ピン子@ちなヤクお兄さん (@pinko_dayo0213) December 13, 2019
球速
今シーズンのメジャーでのストレートの平均球速は92.7マイル(149km)でした。
先発でもこれくらいの球速が平均して出ており、日本に来る外国人選手の中でもまあまあの球速ですね。
球種
変化球は
- スライダー
- カットボール
- チェンジアップ
- (カーブ)
を投げます。
この中でもカットボールを投げる割合が多く、ストレートとカットボールをメインに投げています。
カーブは滅多に投げる事はありません。
メジャーでは先発登板の多かった2018年に数球投げている程度で「あくまで投げることができる」レベルだと考えられます。
コントロール
- 今シーズンはメジャーで20.2イニングを投げて与えた四球が4個(四球率=1.74)
- マイナーでは100イニングを投げて与えた四球が30個(四球率=2.70)
- メジャー通算でも125.1イニングを投げて与えた四球が31個(四球率=2.23)
- マイナー通算でも653.1イニングを投げて与えた四球が139個(四球率=1.92)
と言う様に、コントロールはかなり良さそうです。
出典:FAN GRAPHS
こちらはクック選手の2019年度のコース別ピッチ率になります。
赤くマークされているコースが最も多く投げ込んだコースになります。
全体的にボールが低めに集まっていますね。
コントロールが良い証拠です。
因みに2019年はメジャーでは全て中継ぎとして登板していますので、この画像は中継ぎ登板でのピッチ率を表しています。
さらに次の画像もご覧ください。
これは2018年度のコース別ピッチ率になります。
クック選手はメジャーで先発登板が一番多かったのが2018年だったのですが、
先発でもほとんどコースは変わっていませんね。
中継ぎの時と比べて多少は右バッターのインコースに投げ込めていない感じがしますが。
それでも全体的には低めに投げ込めています。
個人的に気になる点について
クック選手を調べていて個人的に気になった点が一つあります。
それが被本塁打率の悪さです。
クック選手は2018年が一番メジャーで多くイニング数を投げており、
19試合に登板して(内14試合で先発)86.2イニングを投げています。
そしてこの年に打たれたホームランの数が19本(HR/9が1.97)でした。
HR/9とは「被本塁打率」の事で、9イニング投げた際に打たれる本塁打の数を表しています。
メジャーではこの数字の平均は「1.00」程度とされています。
(9イニング投げた場合、1本のホームランを打たれる投手が平均)
クック選手の場合は2018年のHR/9が1.97なので平均を大きく下回っていることが分かります。
そして今シーズンはHR/9が更に悪くなっており、3.48という数字が残っています。
9イニング投げたら、3.4本のホームランを打たれてしまう投手という評価なわけで・・・。
今シーズンはかなりホームランを打たれていると言う事になりますね(´-ω-`)
更に更に付け加えると今年のマイナーでもこの数字は1.89と平均を大きく下回ってしまっています。
(100イニングを投げて打たれたホームランが21本)
個人的にここが気になり、日本でも被本塁打の数が多くなってしまう気がしてなりません(´-ω-`)
コントロールは良いのですから、もっとコースのギリギリを攻めれる様に頑張って頂きたいですね。
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まとめ&その他にも・・・
いかがだったでしょうか。
今回は東京ヤクルトスワローズが獲得調査しているマット・クック選手について取り上げました。
まとめますと・・・
- メジャー通算36試合登板、通算6勝。
- マイナー通算154試合に登板、通算37勝。
- 2019年メジャーでのストレートの平均球速は149km。
- 変化球はスライダー・カットボール・チェンジアップ・(カーブ)。
- コントロールはかなり良く、低めに制球する力は高いものがある。
- 被本塁打率が悪い。
と言うことでした。
ヤクルトはクック選手の獲得報道と一緒に、ブキャナン選手の自由契約も一緒に報道されました。
なのでクック選手はブキャナン選手の代わりとして先発を任されると思われます。
是非とも被本塁打に気をつけながら頑張って頂きたいですねヽ(`・ω・´)ノ
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