ガブリエル・イノーア(ヤクルト)の球速や球種は?メジャー過去成績も調査

東京ヤクルトスワローズが2020年度の新外国人選手として、ガブリエル・イノーア選手を獲得した事が明らかになりました。
ヤクルトがイノーア獲得、今季米で36戦登板右腕 #swallows #ヤクルト #ガブリエル・イノーア https://t.co/wPcI0QKMrB
— 日刊スポーツ (@nikkansports) December 5, 2019
背番号 | 「25」 |
契約年数 | 1年契約 |
年俸 | 6000万円 |
ヤクルトの今季二人目の外国人選手補強になりましたねヽ(`・ω・´)ノ
もう一人は野手でバリッバリのメジャーリーガーのエスコバー選手を獲得しています。
関連記事:アルシデス・エスコバー(ヤクルト)の打撃や守備・メジャー成績を調査
そこでここでは一足先にイノーア選手の
- プロフィール
- 球速や球種などの特徴
- メジャーやマイナーでの過去成績について
- 2020年3月オープン戦の成績について
こちらについてご紹介していきます。
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ガブリエル・イノーアのちょっとしたプロフィール
出身地 | ドミニカ共和国 |
生年月日 | 1993年5月26日(26歳) |
身長 / 体重 | 188cm / 93kg |
ポジション | 投手 |
投球打席 | 右投げ右打ち |
経歴 | メッツ→オリオールズ |
2009年にニューヨーク・メッツと契約しました。
その後は暫くマイナー生活が続きましたが、2013年にクラスAリーグで22試合に登板し、
15勝4敗、防御率2.72という好記録で最優秀投手賞を受賞しています。
初めてメジャー登板を果たしたのが2016年でした。
2016年はメジャーで10試合に登板(内3試合で先発登板)しています。
2017年からはオリオールズでプレーし、メジャー通算で55試合に登板しています。
2019年メジャー成績
登板 | 勝 | 負 | イニング | 奪三振 | 四球 | 防御率 |
36 | 1 | 10 | 110.2 | 67 | 26 | 5.61 |
※この内13試合で先発登板
今年は何があったのか、1勝10敗という泣けてくる様な成績を残してしまっていますね(´-ω-`)
ちょっと調べて見たら10敗の内9敗は先発した時に付いた負けだった様です。
ただこの負けのうち半分は、5回2失点とか6回3失点などある程度試合を作った上で負けがついたものだという事が分かりましたので、一概にイノーア選手の能力が低いわけでは無いと思いますね。
2019年マイナー成績
登板 | 勝 | 負 | イニング | 奪三振 | 四球 | 防御率 |
3 | 1 | 0 | 17 | 13 | 6 | 4.76 |
メジャー通算成績(2016年〜)
登板 | 勝 | 負 | イニング | 奪三振 | 四球 | 防御率 |
55 | 4 | 13 | 163.2 | 110 | 41 | 5.39 |
マイナー通算成績(2010年〜)
登板 | 勝 | 負 | イニング | 奪三振 | 四球 | 防御率 |
162 | 66 | 39 | 926 | 589 | 164 | 3.60 |
ガブリエル・イノーアの球速や球種の特徴について
イノーア選手の球速や球種・コントロールなどの特徴についてご紹介します。
球速
今シーズンのメジャーでのストレートの最速は155kmでした。
平均球速は150km。
先発しながら平均球速は150km出るっていうのはさすが外国人って感じがしますね`‐ω‐´)
しかし速いストレートを投げる割には被打率が高めとなっています。
2019年度のメジャーでのストレートの被打率は、111打数40安打で.360でした。
ストライクゾーンのどこに投げても高確率で打たれてしまっていますので、ストレートの投球割合は少なめとなっています。
球種
変化球はスライダー・カーブ・チェンジアップ・シンカーを投げます。
この中でもスライダーの被打率が一番低く、.223でした。
やはり得意としているのか、投球全体の30%をスライダーが占めており一番数多く投げています。
奪三振率も一番高く、23.8%をマークしています。
ストレートの被打率が高いが為に変化球を武器にしているのが分かりますね。
次に多く投げているのがシンカーなのですが、こちらは被打率が.272とやや高くなっています。
また後ほど詳しく書いているのですが、イノーア選手は四球数が少なくコントロールがかなり良い投手なのですが、このシンカーで全四球数の半分を占めてしまっています。
とは言ってもシンカーも投球全体の28%を占めていますので、上手く制球出来ないわけではないと思うので、精度があまり高くないのかなと感じました。
チェンジアップも被打率が高いのですがスライダーの次に奪三振率が高いので、勝負級はスライダーとチェンジアップと言ったところだと思われます。
コントロール
- 今シーズンはメジャーで110.2イニングを投げて与えた四球が26個(四球率=2.11)
- メジャー通算でも163.2イニングを投げて与えた四球が41個(四球率=2.25)
- マイナー通算でも953イニングを投げて与えた四球が164個(四球率=1.60)
という事で結構コントロールはかなり良いですよねヽ(`・ω・´)ノ
マイナー通算の四球率が凄く良いですよねそれにしても!
出典:FAN GRAPHS
こちらはイノーア選手の今シーズンのメジャーでのコース別ピッチ率になります。
赤くマークされているコースが最も多く投げ込んだコースになります。
見てもらってもわかる通り、低めのコースに数多く投げ込んでいるのが分かりますね。
ストライクゾーンの高めには殆ど投げていないのでコントロールの良さもここから分かります。
ガブリエル・イノーアはゴロを打たせる確率が高い
イノーア選手の一つの特徴として「ゴロを打たせる確率が高い」事が挙げられます。
2019年はメジャーで43.9%の確率でゴロを打たせています。
wikiによればこのゴロ率が44%以上だとグラウンドボールピッチャーと呼ばれ、
比較的に高い確率でゴロを打たせる事が出来る投手と評されると記載があります。
またイノーア選手は今年だけに限らず毎年の様にゴロ率が高いんですよね。
年代 | ゴロ率 |
2015年(AA) | 45.9% |
2016年(AAA) | 46.6% |
2016年(メジャー) | 49.2% |
2017年(AAA) | 42.8% |
2017年(メジャー) | 38.2% |
2018年(AA) | 42.1% |
2016年にはメジャーでほぼ50%に近い確率でゴロを打たせていたんですね!
神宮球場ではホームランがどうしても出やすいので、イノーア選手のこのゴロを打たせる能力のある投手はすごく武器になるのではないでしょうか。
2020年度オープン戦の成績について
イノーア選手の2020年オープン戦の成績についてご紹介していきます。
試合 | イニング | 奪三振 | 与四死球 | 防御率 | 被打率 |
3 | 10 | 7 | 2 | 1.80 | .237 |
- 奪三振率:6.30
- K/BB:3.50
- WHIP:1.10
※3月11日終了時点
2月29日 vs巨人
2回を投げて無安打、三振2、無四球、無失点、防御率0.00
ヤクルト イノーア 三振#ヤクルトスワローズ #ヤクルト #イノーア pic.twitter.com/S1dMKR4XWJ
— ドラペイ (@DragonsVideo) February 29, 2020
今日の巨人戦では8回から登板して2イニングをパーフェクトに抑えました。
微妙に変化する150kmを超えるストレートを低めに集めて三振やゴロで打ち取るピッチングを披露。
全く危なげなく2イニングを抑えてアピールに成功しました。
正直もう開幕1軍は確定したんじゃないかと言う程の出来でしたねヽ(`・ω・´)ノ
3月5日 vsソフトバンク
先発登板して4回を投げて被安打3、被本塁打1、与四死球2、奪三振2、失点1、ここまで防御率1.50
3月11日 vs阪神
先発登板して4回を投げて被安打6、与四死球0、奪三振3、失点2、自責点1、ここまで防御率1.80
大体のボールが低めに集められておりゴロアウトも多く奪えています。
これでイノーア選手も開幕ローテ入りが濃厚でしょう。
ガブリエル・イノーアが開幕2カード目初戦の先発を任されることが決定!
イノーア選手が6月9日の日本ハムとの練習試合に先発し、6回8奪三振・無失点の好投で開幕2カード目の阪神戦の初戦の先発を任される事が決定しました。
イノーア 6回無失点被安打2与四球1
全8奪三振 pic.twitter.com/428eipcNln— hiroruto (@Okiswa65) June 9, 2020
6月練習試合成績
試合 | イニング | 奪三振 | 与四死球 | 自責点 | 防御率 |
2 | 11 | 15 | 1 | 1 | 0.82 |
ここまで非常に安定したピッチングを見せてくれていますし、文句のつけようがありませんね。
もしかすると今季ヤクルトで一番勝ち星をあげられる投手になれるかもしれません。
それほど安定したピッチングを見せてくれているのでファンの方も今季はイノーア選手に注目ですねヽ(`・ω・´)ノ
初登板は6月23日の阪神戦(神宮)になります。
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まとめ&その他にも・・・
いかがだったでしょうか。
今回は東京ヤクルトスワローズが獲得したガブリエル・イノーア選手について取り上げました。
まとめますと・・・
- メジャー通算55試合登板、通算4勝。
- マイナー通算162試合に登板、66勝。
- 2019年メジャーでのストレートの平均球速は150km。(最速は155km)
- 変化球はスライダー・チェンジアップ・シンカー。
- コントロールがかなり良く、低めにボールを集めてゴロを打たせるのが特徴。
と言うことでした。
ヤクルトでは先発として起用を考えているそうです。
メジャーでも通算55試合登板の内20試合で先発していますので、全く問題ないでしょう。
個人的には日本向きなピッチャーかなと思います。
能力も高いものを持っていると思いますしね。
メジャーでは1勝10敗なんて悲しい数字を残してしまいましたが、来季ヤクルトでこの数字を逆転するくらいの活躍を期待したいですねヽ(`・ω・´)ノ
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